岐阜市の観光地といったら、金華山山頂にある岐阜城と答える人は多いでしょう。
しかし、それ以外に何があるかよく知らないまま
岐阜まで来ている人もまた多いのではないでしょうか。
岐阜城に観光に来たのなら、岐阜城を見てそれだけで帰ってしまうのはもったいないくらい
岐阜城周辺にも観光してほしい場所があるのです。
今日はそんな岐阜城以外の周辺の観光について解説したいと思います。
岐阜城周辺にある観光地「岐阜の鵜飼い」
まず、岐阜城から歩いて行ける観光地としては、真っ先に思い浮かぶのは鵜飼いではないでしょうか。
よく知られているとは思っていますが、そんな私も
実際に鵜飼いを体験したのは社会人になってからでした。
私のように、「鵜飼い」とは何か、何となく知っていても
実際に見に来たことがない人は多いでしょうね。
ここ長良川で行われている「長良川の鵜飼」は、1300年も続いている伝統行事で、
鵜を飼っている鵜匠さんは代々一家のみで受け継いでいく仕事で、
彼らは国家公務員扱いなのだそうですよ。
その鵜飼いを見物するには、鵜飼観覧船乗り場から有料の船に乗って見物するのが一般的です。
観覧船に乗船すれば鵜飼いをすぐ近くで見ることができたり、
鵜匠さんの解説も鵜を近くで見ながら聞くことができたりするので
鵜飼についてよく知らない場合には鵜飼観覧船に乗船して見物するのがおススメです。
長良川の川岸にある観光ホテルが弁当付きで鵜飼観覧船を出している場合もありますが、
どちらも鵜飼いを近くで見られますので、お好みのほうをお選びください。
ただ、鵜飼観覧船に乗船しなくても、長良川の川岸から見物しても
乗船して見物するよりはちょっと離れていますが鵜飼いの雰囲気を味わうことができますし、
川沿いに建っている観光ホテルの客室からも、
明るいたいまつを燃やしながら川を下っていく鵜飼い船を見下ろすことができますので
船から見るものとはまた違った鵜飼いを楽しめるのではないでしょうか。
鵜飼が終了する際には花火があがることもありますから、それも鵜飼いの際のお楽しみとなっています。
長良川の鵜飼いは、例年5月11日から10月15日までの開催となっておりますが、
川が増水していた場合など、急に中止になる場合もありますのでご注意ください。
岐阜城周辺にある観光地「河原町」
岐阜城を下って岐阜公園を通り、道路の向かい側で川沿いの観光ホテル街に向かっていくと
レトロな街並みが続く「河原町」があります。
前述の鵜飼観覧船乗り場から西に続いている古い街並みがそれです。
ここは昔、長良川の水運を利用した川港として栄えていた町で、
その時代の名残で趣のある格子戸の連なった古い建物が並んでいるのです。
ただ古い家が残っているだけではなく、そこに残された古い日本家屋を利用して
雰囲気のいいカフェができていたり、レトロな和菓子店があったりと
散策するのにちょうどいい距離感の通りとなっているのです。
昔ながらのお土産物屋や水うちわの店、番傘のお店や浴衣を着て周辺を散策できるショップも
ありますので、レトロな雰囲気を味わうのに十分なお店が並んでいます。
最近でも新たに岐阜市内で有名なパン屋の新店ができていたり、
スイーツ店も出店したと聞いています。
このようにどんどん新店がオープンしていて見どころがたくさん増えてきました。
おしゃれなお店も増えていますので、私もこれから現地で確認してきたいと思います。
岐阜城周辺にある観光地「護国神社」と「正法寺 大仏殿」
岐阜城を下った岐阜公園内の、長良川がある方へと向かった先にある神社が
「岐阜護国神社」です。
入り口の鳥居付近には明治大帝聖像があり、
戊辰戦争から第二次世界大戦に至るまでの、このあたり(岐阜・中濃・東濃各地区)出身の
英霊を祀るために建てられた神社です。
立派な本殿では神前結婚式が執り行われることも多く、
荘厳な雰囲気で多くの木々に囲まれているので、前撮りに訪れるカップルも多いそう。
春にはきれいな桜も見ることができます。
岐阜護国神社でも御朱印を受け取ることができますので、
用意してもらっている間に近くを散策するのもいいですね。
岐阜公園からはすこし離れるのですが、
公園から南に下ったところには「正法寺」があり、
そこには建物の中に、16mあまりの大きな仏像がいらっしゃいます。
その大仏殿に入るには拝観料「200円」が必要ですが、
この大仏は、他でよく見る金属製の大仏ではなく、
木造で木組みをして仏像を作ってあるそうです。
もしかして木造って珍しいのでしょうか?
大仏には詳しくなくて…すみません。
まとめ
このように、岐阜城近くには岐阜城に負けず劣らず観光スポットとなりえる場所が
いくつもあるのです。
岐阜市民でも知らなかったり、行ったことのない人も多いようですが、
調べてみると意外と見どころ満載の、歴史のある場所だったので
少しでも多くの人にこれらの魅力が伝わるといいと思っています。
興味がわきましたら是非一度足を運んでみてくださいね。
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